36Vのセーバソーを選ぶという行為は、「ただ新しい工具を買う」という話ではありません。
それは作業効率・疲労・利益率まで左右する、現場に直結した重要な判断です。
そして今、多くのプロが注目しているのが、HiKOKI セーバソーレシプロソー CR36DSA。
しかしこのモデルは、まだ発売前。レビューも実機評価も揃っていません。
この記事では、発売前だからこそ確認すべき視点に絞り、CR36DSAを「買うべき候補かどうか」を冷静に見極めるための完全ガイドをお届けします。
結論|HiKOKI セーバソーレシプロソー CR36DSAはどんな人が注目すべきか
HiKOKI セーバソーレシプロソー CR36DSAは、現時点の情報から判断すると「誰にでもおすすめできる万能機」ではなく、明確な用途と課題を持つプロ向けの上位候補と考えられます。
特に注目すべきなのは、解体作業や設備工事など、高負荷・連続切断が日常的に発生する現場です。
18Vクラスでは切断スピードや粘りに不満を感じている場合、36Vという選択肢は極めて合理的です。
一方で、軽作業や短時間使用が中心の場合、CR36DSAはオーバースペックになる可能性もあります。
発売前の今は、「必要かどうか」を見極める段階であり、衝動買いではなく目的を明確にした人ほど検討価値が高いモデルだと言えるでしょう。
HiKOKI セーバソーレシプロソー CR36DSAの基本情報
CR36DSAは、HiKOKIが展開するセーバソー(レシプロソー)の中でも、マルチボルト36Vシリーズに属する最新世代のモデルです。
マルチボルト36Vは、18Vと36Vを自動で切り替えるバッテリーシステムとして知られており、高出力と互換性を両立している点が特徴です。
CR36DSAも例外ではなく、プロ用途を前提とした高出力・高耐久設計が想定されています。
細かな数値スペックについては発売後の確定情報を待つ必要がありますが、少なくとも「DIY向け」「入門用」といった位置づけではなく、現場の主力機として使われることを前提としたモデルであることは間違いありません。
CR36DSAの基本スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 製品名 | HiKOKI コードレスセーバソー CR36DSA |
| 発売時期 | 2026年2月17日発売予定(発売前) |
| 希望小売価格 | ¥91,000(税別/蓄電池・充電器・ケース) ¥43,000(税別/本体のみ) |
| 対応電源 | マルチボルト36V(36V / 18V互換バッテリー対応) |
| バッテリー形名 | BSL36A18X(36V-2.5Ah / 18V-5.0Ah) |
| モーター種類 | 直流ブラシレスモーター |
| 能力(パイプ) | 軟鋼パイプ:外径130mm / 塩ビパイプ:外径130mm |
| 能力(木材) | 厚さ255mm |
| 能力(軟鋼板) | 厚さ19mm |
| 無負荷ストローク数 | 低速:0〜1,500min⁻¹中速:0〜2,000min⁻¹ 高速:0〜2,300min⁻¹最高速:0〜2,600min⁻¹ |
| ストローク量 | 32mm |
| 機体寸法(全長×高さ×幅) | 470×240×91 mm(バッテリー装着時) |
| 質量 | 4.3kg(バッテリー装着時) |
| 充電時間 | 約19分(実用充電)/約25分(満充電) ※環境条件により変動あり |
| 機能/装備 | LEDライト搭載、ツールレスブレード交換、 大形フック付き |
| 標準付属品 | 六角棒スパナ(本体収納) |
| その他特徴 | リニアガイド式カウンタウェイト、電池防振構造、ローラーサポート構造による低振動・高耐久設計 |
既存HiKOKIセーバソーとの比較
HiKOKIのセーバソーラインナップを俯瞰すると、大きく「18Vクラス」「従来36Vクラス」「最新36V上位モデル」に分けて考えることができます。
18Vは軽量性と取り回しを重視した汎用モデル、従来の36Vはパワー重視のモデルとして位置づけられてきました。
CR36DSAは、その36Vラインの中でも最新世代として刷新された主力候補と見られます。
つまり、既存の36Vモデルを使っているユーザーにとっては「買い替え候補」、18Vユーザーにとっては「ステップアップ候補」という立ち位置です。
どちらの層にも刺さる可能性がありますが、特に恩恵が大きいのは、現場で切断量が多いユーザーでしょう。
発売前情報から考察するCR36DSAの想定される強み
発売前である以上、実機レビューの断定はできませんが、過去のHiKOKI 36V機の傾向から、CR36DSAの強みはある程度予測できます。
まず考えられるのが、高負荷時でも回転落ちしにくい安定した切断性能です。
36Vの出力は、木材と金属が混在する解体材や、厚みのある部材に対して特に効果を発揮します。
また、プロ用途を前提とした設計であれば、剛性感や耐久性にも配慮されている可能性が高いです。
これにより、「一時的に速い」だけでなく、「一日使い続けても性能が落ちにくい」工具になることが期待されます。
発売前に把握しておくべき注意点とリスク
CR36DSAを検討するうえで、メリットだけでなく注意点も理解しておく必要があります。
最も大きなポイントは重量です。
36Vクラスのセーバソーは、どうしても18Vモデルより重くなりがちで、長時間の片手作業や高所作業では負担になる可能性があります。
また、価格帯も上位になることが予想され、初期投資は決して小さくありません。
そのため「本当に36Vが必要か」「作業内容に見合っているか」を整理しないまま導入すると、性能を持て余す結果になりかねません。
発売前だからこそ、期待値を上げすぎない冷静な視点が重要です。
CR36DSAはどんな作業に向いていそうか
CR36DSAが真価を発揮しそうなのは、やはり解体・設備・リフォーム現場です。
特に、木材・釘・金属が混在する解体作業では、高出力セーバソーの恩恵は非常に大きく、作業時間短縮に直結します。
一方で、内装仕上げや軽微な切断が中心の作業では、その性能を活かしきれない可能性があります。
DIY用途やたまの使用であれば、18Vモデルの方が取り回しやコスト面で優れるケースも多いでしょう。
CR36DSAは「万能」ではなく、重作業特化型の主力機として考えるのが現実的です。
マルチボルト36Vを選ぶ前に整理すべき判断基準
マルチボルト36Vの最大の魅力は、パワーと作業効率です。
切断スピードが上がれば、1日の作業量が変わり、結果的に利益にも影響します。
しかしその一方で、重量増・価格上昇というトレードオフも存在します。
CR36DSAを検討する前に、「自分の現場で18Vでは不足を感じているか」「36Vの恩恵を毎日受けられるか」をよく考えることが重要です。
バッテリー環境がすでに整っているかどうかも、大きな判断材料になります。
36Vを活かせる環境がある人ほど、CR36DSAの価値は高まると言えるでしょう。
まとめ|HiKOKI セーバソーレシプロソー CR36DSAは待つ価値があるのか
HiKOKI セーバソーレシプロソー CR36DSAは、発売前の段階でも「ハイパワーを求めるプロ」にとって非常に魅力的な選択肢です。
一方で、すべてのユーザーに必要なモデルではありません。
重要なのは、自分の作業内容・使用頻度・現場環境に本当に合っているかを見極めることです。
発売後の評価次第で「即戦力の主力機」になる可能性も十分ありますが、焦らず情報を集め、納得したうえで導入することが失敗しない最大のポイントです。

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